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新しさと懐かしさを、両立した“離れ”

私たちが初めて手掛けた戸建住宅の離れのリノベーション。
これまで使われていなかったスペースをうまく活用し、
暮らし方の変化に応じて新しく。
きっかけは、自分たちの老後、この先の自宅の在り方を考えて。
段差を極力なくしたバリアフリーリノベーションに仕上げました。

新しさと懐かしさを、両立した“離れ”
リビングルームはおじいちゃんのこだわりが詰まった空間だったので、床も壁も天井もほとんど既存のまま。キッチンを新設で取付け、日中はここでメインの生活が送れるように。
元々の離れには「キッチン」がなかったのでキッチンは最新のものを新設。壁付けにすることで部屋を広く使用できるように。
リビングは三面採光で日差したっぷりでしたが、結露が気になる空間でもあったということだったので、二重窓を設置し、結露対策を。
元々和室だったスペースはフローリングに変更し、半畳の置き畳を設置。将来のことはわからないので、布団もベッドもどちらでも寝られるように。
寝室の建具は障子を採用。和紙ではなく、プラスチック素材を使用することで破れに強く、長持ちします。
寝室は大人2人が寝られるスペースがあればとはできる限り収納にしたい。ということで、大きめの押し入れとクローゼットを設置。
洗面台は三面鏡の収納が多いものをチョイス。下部の左側は引き出しタイプになっており、使い勝手も◎。
お風呂も既存ではなかったので新設で取付。窓のある位置に設置して開放的で明るい空間に仕上がりました。
トイレは当初の位置から大幅に位置変更。
元々は土壁の仕上がりだったのでなるべく違和感のない壁紙をチョイス。下駄箱は既存のままですが、壁紙との相性◎な仕上がりに
。
照明は新築時にこだわられて設置された立派なシャンデリア。お部屋の雰囲気とも合っていたので、変更せず、電球をLEDに変更しました。

こだわりを敢えてそのまま残す、こだわり。

立派なシャンデリアや天井、床、壁といった
お祖父様の思い、こだわりが詰まった空間はほぼそのまま。
既存の雰囲気を活かすプランを採用しています。
もともと持ち合わせている“良さ”を活かすことができるのも
リノベーションの大きな特長。
「遺した側も受け継ぐ側も幸せを感じながらこの家で暮らして欲しい」
と思いながら携わりました。

POINT

縁側があることで、より「四季を感じられる」家に仕上がっています。
三面採光の利点がありながら結露が気になる窓は二重窓で対策。
離れになかったキッチンとお風呂は最新のものを新設し、
暮らしやすさをしっかりと追求しています。

SPEC NOTE

種別
戸建て
間取
1LDK
工期
4week
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